ジョゼ・モウリーニョ〜Special One〜
「私はSpecial One(特別な存在)だ」
2004年にチェルシーの監督に就任したときの発言であり、後にモウリーニョの愛称となりました。私のようなメンタル豆腐人間では恐れ多くて、自分のことSpecial Oneと形容することはできませんが、やはり世界的な名将になるためには、これぐらいのメンタリティーは標準装備なんでしょうね!(笑)
残念ながら、スパーズの監督は解任されてしまいましたが、21シーズンからはローマでの指揮が決まっています。美しいサッカーではなく勝てるサッカー!徹底した選手へのハードマネジメント!そして歯に衣着せぬ発言!個性豊かなモウリーニョですが、ローマでもう一花咲かせることはできるのでしょうか?楽しみですね!
そんなSpecial Oneなジョゼ・モウリーニョのドキュメンタリー「THE MAKING OF:モウリーニョ#2-THE FAMILY〜家族〜」が現在、DAZNで視聴することができるので、その感想を紹介します!
なお、視聴期限は2021 年12月31日までみたいなので、見てみたい!という形は、この機会にDAZNと契約してみてはいかがでしょうか?一か月であれば無料なので、ぜひお試しください!
第1話のモウリーニョ率いるポルトが03-04シーズンのチャンピオンズリーグを制覇することに繋がった、03/04シーズンのUCL決勝トーナメント1回戦2ndレグのドキュメンタリーである「THE MAKING OF :モウリーニョ#1-THE BEGINNING〜始まり〜」の感想もまとめてますので、気になる方はどうぞ!
「THE MAKING OF :モウリーニョ#2-THE FAMILY〜家族〜」
ドキュメンタリーは、モウリーニョがチェルシーでも実績を残した後に就任したインテルでの「トレブル」を達成した09-10シーズンのチャンピオンズリーグファイナルが舞台です。対戦相手は師弟対決といっていいかわかりませんが、ファン・ハール監督率いるバイエルンミュンヘンでした。(ファン・ハールがバルセロナの監督をしていた時のアシスタント・コーチがモウリーニョだった。)トレブル達成までの過程を振り返るモウリーニョやトレブル達成時のメンバーであるジュリオセザール、そしてスポーツ記者とファンのインタビューがメインでした。
この試合は私もライブで見ていましたが、圧勝だった記憶がありますね。当時のバイエルンは今ほどタレント力がなく、そして確かリベリーが出場停止で出れなかったはず・・・。ロベリーありきのバイエルンだったので、リベリーが出れたら、違う結果だったかもしれませんね。決勝のバイエルンのスタメンは以下の通り。
【GK】ブット
【DF】ラーム ファン・ブイテン デミチェリス バドシュトゥバー
【MF】ロッベン ファン・ボメル シュバイニー アルティントップ
【FW】ミュラー オリッチ
一方のインテルはホンマに黄金期で、名前だけで勝てるって感じでしたし、メンバーもフルメンバーだったはずです。決勝のインテルのスタメンは以下の通り。強い(確信)
【GK】ジュリオセザール
【DF】マイコン ルシオ サムエル キヴ
【MF】カンビアッソ サネッティ スナイデル
【FW】エトー ミリート パンデフ
ちなみにこの試合は、ロッベンがキヴをボコボコにしながらも得点できず、インテルがキレキレのミリートによる2得点によって勝利し、インテルが初のトレブルを達成しました。特にカウンターから2点目を決めた後の、モウリーニョがみんなに落ち着けと伝えたジェスチャーは超かっこ良くて鮮明に覚えていました。絵になる漢です。(笑)
モウリーニョとジュリオセザールのインタビューの内容からも察するに、当時のインテルは相当強い信頼関係で結ばれていたみたいで、モウリーニョはトレブルのメンバーのことを「家族、兄弟そういった関係にまでなった」といっていましたし、ジュリオセザールも「父のようだった」と語っていました。
ちなみに当時のトレブルメンバーのグループチャットがあるらしく、モウリーニョは頻繁に連絡を取っているみたいです。そういうことあんまりするイメージがなかったので、こういった点からも考えると、モウリーニョのマネジメントはハマる人にはめちゃくちゃにハマるんでしょうけど、ハマらない人には絶対ハマらない劇薬なんやろなって思いましたね。(笑)ローマではいい方向に出ればいいですけど、北川さんあたりはどう考えてるのかな?
そしてトレブルを達成してモウリーニョ政権による黄金期が始まるかと思えば、モウリーニョはトレブルという置き土産を残して、レアル・マドリードに移籍してしまいます。当時はびっくりしましたが、その時の心境もこのドキュメンタリーで語っているので、ぜひご覧ください。私はやっぱり、マドリーってすごいんやなぁって感じました。
おわりに
個人的にはインテルのトレブル達成時がモウリーニョの絶頂期だと思っています。というのも、ここからレアル・マドリードの監督となり、ペップ率いるバルセロナとしのぎを削るわけですが、ペップは「先端」で、モウリーニョは「古典」という構図がここから出来上がってしまったなぁと思うからです・・・。特にマンチェスター・ユナイテッド、トッテナムでの結果は、モウリーニョにとって不本意でしょうから、ローマで再び輝き、プレミアリーグにリベンジするチャンスがあることを願っています。(笑)
ドキュメンタリーはあと1話残っているので、次回もみたら感想あげようと思っております。ご期待ください!
わーわー言うとります!お時間です!さようなら!
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