どうも、ひとえ(@t_football_love)です!!
皆さんはプロのサッカークラブが優勝したらいくらの賞金をもらえるかご存知でしょうか?私はJリーグはなんとなく知ってはいたのですが、5大リーグ(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イングランド)の金額がふと気になって自分で調べてみたところ意外とまとまったサイトがなかった…(涙)。
というわけで今回は、Jリーグ、リーグアン(フランス)、ブンデスリーガ(ドイツ)、セリエA(イタリア)、ラリーガ(スペイン)、プレミアリーグ(イングランド)のリーグ優勝時の賞金に関する情報をまとめてみましたので、気になる方は是非ご覧ください!
Jリーグの優勝賞金について
Jリーグ(24シーズン)を優勝した時にもらえる金額は以下の通り3億円です。
ただ厳密にはこの優勝賞金の3億円だけではなく、この3億円に分配金が加えられたものが総額となるようです。分配金にはいくつか種類があるみたいなのですが、影響が大きいのは均等分配金と理念強化配分金っぽいです。
均等配分金は以下に記載されている通りで、J1に所属しているクラブに2.5億円、J2に所属しているクラブに1億円、J3にクラブ所属しているクラブに0.2億円が分配されるというものです。J1とJ2で1.5億の差がつくのは少し意外でした…残留できるかできないかで大きくクラブの予算が変わってしまいます(涙)。
また、DAZNの視聴者数によって分配金額が変動する総額13.6億円のファン指標配分金というものもあるみたいです。どのくらいの傾斜がつくものなのか調べてみたところ、23年実績だと浦和の8500万円が1位で最下位の福島は200万円ということで結構きつめの傾斜みたいですね(笑)。
そして、順位がもろに反映される理念強化配分金はリーグ戦年間順位とファン指標順位に基づいて配分されます。なぜ分割されて払われるのかはしっくりきませんでしたが、単年で2.5億円もらえるようですね。
ということで、DAZNという指標が加わるので、なんとも言いにくいところではございますが、均等配分金2.5億円、リーグ優勝で3.0億円、理念強化配分金で2.5億円、DAZNの視聴者関連で1~2億円ぐらい(優勝しようとしているクラブはきっと視聴者が多い)と考えると、Jリーグを制したクラブは約9~10億円もらえそうですね。
この金額がワールドクラスなのかどうか?を調べるために、5大リーグ(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イングランド)も調べてみました。
リーグアン(フランス)の優勝賞金について
リーグアンの優勝賞金については以下のサイトによると、22/23シーズンでは1位になることで6000万€を手にすることができていたようです。2024年12月1日現在1€=158円なので、その金額は約95億円!!
この賞金の出所は国際放映権と国内放映権の販売による収入から捻出されているようで、21/22シーズンは5億7900万€(約930億円)が全20チームに配分されており、50%が20クラブに均等に分配されて、30%が順位に応じた分配、残りの20%がファンの数に応じて分配されるシステムのようです。
Jリーグも賞金のシステムはヨーロッパを模倣しているはずなので、分配方式は当然似ておりますが、Jリーグとフランスリーグの金額規模は約10倍…。リーグアンなので大した金額ではないかなーと思っていたのですが、差は圧倒的でした…。
ブンデスリーガ(ドイツ)の優勝賞金について
ブンデスリーガの優勝賞金については以下のサイトによると、24/25シーズンでは1位になることで7650万€を手にすることができるらしいです。2024年12月1日現在1€=158円なので、その金額は約120億円!!
ブンデスリーガの賞金総額は約11億€で、70%はクラブのリーグ戦の順位に応じて分配されるそうで、直近のシーズンの順位が一番ウェイト高いものの、過去5年の総合順位も影響する制度みたいです。そして残りの30%は全18チームに均等分配されるそうです。
日本人にも馴染みがあるドイツのブンデスリーガですが、Jリーグとの賞金規模の大きさは約12倍という結果でした…。サッカーでドイツ代表に勝利することはできても、ビジネスレベルではまだまだ大きな差を感じてしまいますね…。
セリエA(イタリア)の優勝賞金について
セリエAの優勝賞金については以下のサイトによると、20/21シーズンで1位になることで2340万€を手にしていたみたいです。2024年12月1日現在1€=158円なので、その金額は約37億円!!
ただ上記はシンプルな順位ボーナスであり、記事をよく読むとセリエAの放映権の収入は11億€らしく、30%が順位に応じて配分されており、さらに30%は15%が直近のシーズンで、15%が1946年シーズンからの成績に基づいて付与されるシステムのようです。そのほかは50%が均等分配、20%がファンの数に応じて配分されるシステムみたいです。50%が均等配分ということは、5.5億€を20チームで分配すると、2750万€がベースとなるため、少なく見積もってもセリエAを制すると5000万€以上(約80億円)はもらえそうですね。
現在、鈴木選手がパルマで奮闘しているセリエA、90年代は今のプレミアリーグのような地位だったことを考えると品格が落ちてしまった印象を持っていましたが、それでもJリーグの8倍以上の賞金規模のマーケットでした。
ラリーガ(スペイン)の優勝賞金について
ラリーガの優勝賞金については以下のURL(埋め込めなかった…)によると、23/24シーズンで1位になることで1億4300万€を手にしていたみたいです。2024年12月1日現在1€=158円なので、その金額は約225億円!!
ラリーガの放映権は約15億€らしく、それらの50%が20チームに均等配分され、50%が各クラブのシーズン成績に応じて支払われるシステムのようです。シーズン成績の傾斜に関しては、1位が17%、2位が15%、3位が13%といった感じみたいです。
レアルマドリードとバルセロナという最高のブランドをもっているラリーガの放映権はリーグアン、ブンデスリーガ、セリエAと比べると高いことを改めて認識しました…。エル・クラシコ(レアルマドリードとバルセロナの試合のことを指す。スペイン語で伝統の一戦という意味)は伊達じゃないッ!!ということですね…。Jリーグの賞金規模と比べると約20倍ということで圧巻でした…。
プレミアリーグ(イングランド)の優勝賞金について
プレミアリーグの優勝賞金については以下のURL(埋め込めなかった…)によると、22/23シーズンで1位になることで2億400万€を手にしていたみたいです。2024年12月1日現在1€=158円なので、その金額は約322億円!!
プレミアリーグから支払われる順位の報酬だけで優勝6230万£ということで、だいたい7500万€もらえるわけですが、世界最大の人気を誇るプレミアリーグはここから放映権が上乗せされることとなり、マンチェスターシティだと200億円の放映権が入ってくるみたいですね…。ただ22/23シーズンに最下位だったサウザンプトンですら1億2000万€(約190億ぐらい)ぐらい放映権で稼いでいるみたいなので、プレミアリーグの異常性がよくわかる数字です…。
5大リーグの中でもちょっと格の違いを見せ付けるプレミアリーグ…。チャンピオンズリーグとかほかの収益はあるものの、サウザンプトンなどのプレミアリーグの中堅~下位クラブのほうが他の5大リーグで優勝するよりもリーグでの収益は勝っているという事実が恐ろしいですね…。Jリーグとの優勝賞金規模の大きさの違いは30以上ということで、半端ない数字でした…。
さいごに
Jリーグの賞金と5大リーグの賞金についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
放映権という権利の影響力の大きさを痛感しましたし、やっぱりプレミアリーグは5大リーグでも別格でした…。お金があるからビッククラブでなくても大物選手が獲得できる→リーグ全体のレベル・注目度が上がる→放映権があがる→大物選手が獲得できる→…という好循環を生み出しているのはすごいですね。
日本サッカーのレベルが上がるためには5大リーグで活躍する選手が増えていくことが一番の近道だと思いますが、有能な選手を輩出するための根幹のシステムとしてJリーグがしっかりしないといけません(笑)。税リーグと揶揄されずにしっかりとしてJリーグがビジネス展開するためには、放映権で稼いでいく必要がありますが、DAZNと11年間で2395億円の締結してしまっています…。ぱっと見2400億円もあってすごいですが、単年でこの金額以上を稼ぐ5大リーグとはまだまだ大きな差がありますね…。
わーわー言うとります!お時間です!さようなら!
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