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大久保さん マジョルカ時代を振り返る
2005年1月9日にマジョルカでのデビュー戦(対デポルティーボ)で、1ゴール1アシストという活躍を披露した大久保選手ですが、開始早々に膝の骨が欠けるアクシデントが発生していたそうです。
しかし、大久保さんはドクターストップがかかっていたのにもかかわらず、医療用ホッチキスで仮止めして出場し続けて、大活躍しました。ちなみに、結局試合終了後は痛みと熱で即入院だったそうです(笑)。
デビュー戦で大活躍だった大久保さんは、城さん、西澤さんに次いでのスペインに挑戦したことになりましたが、「成功はしていない」と自分の挑戦を振り返っていました。
海外でプレーした経験というのはその後自身のプレーに影響があったか?という野村さんからの質問に対しては、
「スペインでもうダメだなと思って帰ってきて、プレースタイルを変えないと多分長くサッカーできないと思って、ガツガツとドリブルもあまりしなくなったし、パスで人を使えるようになったし、そのためにスペースをあけるようになったし、あれ(スペインでの失敗)がなければ多分本当に20代でもうやれていないと思います。」と潔く失敗を認めて、プレースタイルを変えに行った大久保さんの適応力の高さがわかる回答をしていました。
大久保さんほどの人でも途中でプレースタイルを変更しないと生き残れないサッカーの世界、本当に厳しい世界ですね・・・。
大久保さんが得意だったクラブ&パサー
内田さんが「中村憲剛さん褒めるのやめない?」っていうぐらい色々な方が絶賛する中村憲剛さん。やっぱり偉大な選手ですね。
2010年南アフリカワールドカップの裏話
そんな代表でも共に戦った大久保さんと内田さんですが、内田さんが2010年南アフリカワールドカップでの1番の思い出は「スタメンから外されたこと」っていったら、「え?外されたっけ?」と大久保さん(笑)。
「日本で最後の試合で韓国に1-3で負けたときに、出場してなかったけど、岡田さんがこのままだとまずい、守備をちゃんとしようってなって、なにもなーくで、そうままレギュラーからは外された。23人には入ってましたよ?」と内田さんが自身の状況を丁寧に説明したところ、「そういことかー」と思い出したわけではなく、理解はしていました(笑)。
「右は駒野さんです」と内田さんがいうと、「コマちゃんか、そうかそうかPK外したもんね!」と嫌な思い出し方もしていました(笑)。大久保さんがいかに他人に興味ないかがわかるエピソードで面白かったです(笑)。
岡田さんからなにか指示あったか?という野村さんからの質問に対しては、「いやぁ・・・とくにないっすねぇ」と振り返りつつ、カメルーン戦の前に「フーニーになれ」という親父ギャグ(ルーニーになれみたいな指示)はあって当時笑わなかったことを後悔していました(笑)。
今の日本代表のFWについてはどう映りますか?と言う質問に対して、「うまいんじゃないんすか?まぁ海外でも得点をとっていますし、それなりに自信をつけてくると思うので、今後は楽しみと思う。」と大久保さんっぽくない大衆受け抜群な回答をしていました(笑)。
一方、内田さんは「爆発力がちょっと違う、チームの起爆剤的な感じは大久保さんがする。そういうのはまだいない。クリーンないいフットボーラーはいるけど、ストライカーがほしい。」と踏み込んだ発言をしていました。
野性味あふれるストライカーは確かに減ってきっている気がしますが、今後、大久保さんや内田さんが唸るようなストライカーがでてくるといいですね!
アツトカケル 古橋選手
今回のアツトカケルの対談相手は、セルティックで活躍中の古橋選手でした。中央大学卒業後、FC岐阜からヴィッセル神戸に移籍。イニエスタやビジャなどの世界的なプレイヤーとともにプレイしたことで得点能力が開花し、2021年夏にセルティックに移籍を果たした古橋選手。
内田さんから「セルティックパークの雰囲気はいいんですか?」と聞かれると、「めちゃくちゃいい。言葉では伝えれない。何かこっちの人はちがう」と古橋選手は答えていて、文化としてサッカーが根付いているスコットランドとまだまだサッカー発展国の日本との違いを肌で感じている様子でした。
働いている人も仕事放棄して古橋選手に声をかけてくるらしいですが、内田さんもドイツで車の事故を起こした際に来た警察の第一声が「ウッシー写真とってくれ」だったそうです(笑)。やっぱりヨーロッパではサッカーって別格なんでしょうね。
「中村俊輔(05-09所属)さんは話題になりますか?」という内田さんから質問には、「ずっと話題。彼はレジェンドだって言われる。」と今だに中村俊輔選手はセルティックファンの記憶に残っているようでした。初のCLの決勝Tに導いた活躍はやはり別格ですね。
しかし、古橋選手も加入後14試合で8ゴールで、リーグカップでも優勝に導く大活躍。リーグカップ決勝では2得点をあげていましたが、特に1点目のトラップは絶妙でした。
「1点目のトラップすごかったですね?」という内田さんからのコメントに対して、「正直僕も覚えてないというか。気づいたらもうトラップして、いいところに置けてたんで、なんか体が勝手にうごいたというか、ゴールまで見えていたというか、もう落ち着いて押し込んだ。」と基本感覚で動いていると自身のプレーを表現していた古橋選手らしい、感覚のゴールだったみたいですね。
また、内田さんは古橋選手がJリーグのときはエリアの外からもガンガン打つイメージあったみたいですけど、セルティックに移籍してからはエリア内の動きだしとかがすごい細かくなったと感じていたそうです。
これに対して、「セルティックの場合、相手の前で回すことが多く、センタリングをあげるときに相手のDFラインがブロックをひいてしまうことが多いので、上背がない僕は足を止めずに、動きながら相手の嫌なところに入っていくことを意識している。」と古橋選手はコメントしていました。ワンタッチゴーラーとしての才能に開花してほしいと私は願っています。
そんな古橋選手も昔はロナウジーニョやネイマールとかのサイドでドリブルでしかける選手好きだったみたいですけど、今はゴール前で駆け引きしているメルテンス選手や小林悠選手や大久保選手の動きをよく見ているそうです。
今後の課題としては、フィジカルが弱いので、相手の間合いに入らないポジショニングを磨いていきたいと語っていた古橋選手ですが、ストライカーに求めることを内田さんに質問していました。この質問に対して、内田さんはチームメイトだったフンテラールを例に出してコメントしていました。
「フンテラールは全部できた。右足、左足、頭、ボールを収めることもできた。スピードはそんなになかったけど、ゴール前で常にフリーだったクロス上げるときに。そこの駆け引きはやっぱりすごい。彼をみて決定力ってやっぱ技術だな。どんなに疲れていても、ゴールの四隅に正確に早く蹴れることなんだなと思ってみていた。」
これを聞いた古橋選手は、「YOUTUBE探して勉強します!」と満面の笑みで意気込んでいました。まぁちょっとフンテラールと古橋選手は、プレースタイルが違うかと思いますが、古橋選手のさらなる成長が楽しみです!
「エリア内の駆け引きうまいし、スピードもあるし、でもあういう選手はDF外しているけど、パスが出てこないと何も始まらないから、サイドで使うとかより、中で使って、飛び出し、その飛び出しに対してパスがだせる、そうすると本当に日本の武器になる。」と大久保さんも期待している古橋選手。
日本代表ではサイドではなくCFでぜひみたいですね!森保監督みていますか!?(笑)
最後に
YOUTUBEにアップされている未公開シーンでは、内田さんがシャルケ時代、大久保さんがヴォルフスブルク時代に監督だった鬼軍曹マガト監督のトレーニングを振り返っていました。ゴルフ場とか体育館でとにかく走らされたそうです。さすが鬼軍曹(笑)。

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